パラサイト韓国映画の7つの隠れたメタファー(石とインディアンとモールス信号)の意味の考察は?

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第92回アカデミー賞でアジア初の作品賞をはじめ、監督賞、監督賞、脚本賞、国際長編映画賞の4冠を獲得した映画『パラサイト半地下の家族』。

改めて素晴らしい映画を有難うと伝えたいです。

そこで、映画『パラサイト半地下の家族』の7つの隠れたメタファーの意味を考察してみたいと思います。

息子のキムギウが友人ミニョクからもらったは?
また朴社長の息子の誕生日パーティーでも登場したインディアンとは?
さらに、モールス信号とは果たしてどういう意味があるのでしょうか?

この記事はネタバレを含みますので、未見の方は注意してください。

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映画『パラサイト半地下の家族』考察 7つの隠れたメタファーの意味とは?

では早速、映画『パラサイト半地下の家族』の7つの隠れたメタファーの意味を考察してみます。

ちなみに、このメタファーとは、辞書的には隠喩や暗喩という意味ですね。
直接ではないけど、暗に伝えたいことを違う形で伝えているものと考えていただければよろしいかと思います。

さて、映画『パラサイト半地下の家族』の7つの隠れたメタファーとは一体何かというと・・・

1.石(山水景石)
2.インディアンとテント
3.モールス信号
4.臭い
5.下着(パンティー)
6.北朝鮮のモノマネ
7.コンドーム

では、一つ一つ考察してみますね。

映画『パラサイト半地下の家族』考察 石(山水景石)

映画パラサイト半地下の家族考察

キムギウが友人ミニョクからもらったこの石。
富と幸運をもたらすというものでした。

一時的には富と幸運をもたらしてくれたこの石ですが、結局は悲劇を引き起こします。

キムギウは、その石であの夫婦を亡き者にしようと持っていきましたが、結果返り討ちに遭い、意識不明になりました。

そして最後は石を川に置いたキムギウ。

キムギウは石に振り回されてしまいました。

だからあの石は、迷信のようなものに頼るな、ということを暗示していると考察しました。

計画を立てて行動すれば、お金も稼ぐことができ、朴邸を購入もでき、父親キムギテクも救い出せることができるのだから、
ということを伝えたかったのではないでしょうか?

映画『パラサイト半地下の家族』考察 インディアンとテント

映画パラサイト半地下の家族考察

朴社長の娘ダヘの家庭教師の面接の日から、息子ダソンが放ったインディアンの矢が登場します。
ダソンがインディアンマニアという設定です。

そしてダソンの誕生日パーティーでは、キムギテクは朴社長からインディアンの格好をさせられます。

インディアン先住民は御存知の通り、アメリカ大陸に到着したヨーロッパ人により、土地を奪われ、追い出されてしまいます。
朴社長一家からすれば、キムギテク一家は侵入者であり、寄生虫でした。

侵入者(キムギテク一家)に抵抗を示す意味が込められていたと考察します。
キムギテク一家から「同じような臭いがする」と、最初に気付いたのもダソンでしたよね。

本来であれば、侵入者だったキムギテクが、パーティーで朴社長からインディアン先住民の格好をさせられたのは、占領(寄生)に失敗し、結局は下僕のように扱われてしまったということなのでしょう。

 
 
さらにダソンは豪雨のなかでも一滴も浸水しないテントで一夜を過ごします。

片やキムギテクの半地下の家は浸水し、住むことがままならなくなりました。

このテントは、金持ちと貧困層の対比が明確に表すアイテムとして使われたと思います。

映画『パラサイト半地下の家族』考察 モールス信号

ダソンも地下の男もボーイスカウト出身でモールス信号を読み取ることができました。

モールス信号はコミュニケーションツールの一つです。
ですが、お互いが相通じていないと無用の長物になります。

結局は地下の男が、モールス信号で助けを呼び、ダソンも気づいたものの、結局は気づかずじまいになってしまいましたね。

しかし、キムギテクが発したモールス信号をちゃんとキムギウは受け取り、読み取りました。

下から上には届かず、同じ階級であれば通じ合えるということを伝えたいものかもしれませんね。

映画『パラサイト半地下の家族』考察 臭い

映画パラサイト半地下の家族考察
映画『パラサイト半地下の家族』には臭いは非常に重要な役割を果たしています。

朴社長は、キムギテク運転手から、放たれる臭いに気づいていました。
(妻のヨンギョはシンプル単純すぎてそれにさえきづかず(笑))

ダソンもキムギテク(運転手)、チュンソク(家政婦)、キムギウ(家庭教師)、キムギギョン(美術の先生)から同じ臭いがすることに気づきます。

臭いだけは下流階級から上流階級に唯一伝わるもののようです。

ただこの臭いのせいで、キムギテクは朴社長を刺してしまいます。
結局は、上流階級と下流階級は共生できないことを臭いを通じて伝えているとみました。

映画『パラサイト半地下の家族』考察 下着(パンティー)

映画パラサイト半地下の家族考察

この下着ですが、キムギギョンが運転手を追い出すために、車の中に下着を置いておきます。

そんなことはありえないと思いますが、朴社長と夫人はまんまとキムギギョンの策略にハマります。

いや、「それ以上にクスリをやってるのでは?」
の妄想までしてしまいます。

そこはコミカルなシーンですが、朴夫婦がソファでイチャイチャを始めたときに、その時の下着を思い浮かべ、興奮しだします。

挙句の果てには、クスリを使いたいとまで言い出します。

普段は上品なふりをしていますが、本性は上流階級だとしても性欲には敵わず、下流階級と同じということを暗に示していると考えます。

映画『パラサイト半地下の家族』考察 コンドーム

映画パラサイト半地下の家族考察

「どこにコンドームが出てきたの?」
と思った方もいるかもしれません。

実は、地下室になぜかコンドームがたんまりあり、その横には、カトリックのイエス、聖マリア像がありました。

人工中絶や避妊に否定的なカトリックの教えを地下にいながらも、頑なに守っていたということになるのでしょう。

クンセ夫婦の状況で子供を作ることは不可能ですけどね。

映画『パラサイト半地下の家族』考察 北朝鮮のモノマネ

最後は、キムギテク一家が朴社長邸に寄生していたことがムングアン、クンセ夫婦にバレた時、2人が北朝鮮のアナウンサーのモノマネをします。

滑稽で笑えるシーンですが、ここは社会主義と資本主義の違いを表していると思います。

クンセは地下にいながら、幸せと言っていたのに対して、キムギテクは今の立場から、抜け出し、少しでも上流階級に近づこうとしました。

お互いの立場をコメディーとして伝えたのではないでしょうか?

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映画『パラサイト 半地下の家族』のあらすじ(ネタバレ)は?

映画『パラサイト 半地下の家族』はこんな映画です。作品情報とあらすじ(ネタバレ)をご覧ください。

作品名 パラサイト 半地下の家族
製作国 韓国
公開日 2020年1月10日(金)
監督 ポン・ジュノ
脚本 ポン・ジュノ ハン・ジヌォン
出演者 ソン・ガンホチェ・ウシパク・ソダム
主題歌
上映時間 132分
あらすじ(ネタバレ) 韓国映画初の「第72回カンヌ国際映画祭」最高賞パルムドールを受賞作。半地下に暮らす全員失業中の家族だが、長男ギウがIT企業のCEOを務めるパク家に家庭教師とし豪邸に住むことになったことで、予想外の悲喜劇が繰り広げられる。結末が全く読めないブラック・コメディ映画

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映画『パラサイト半地下の家族』考察 7つの隠れたメタファーの意味とは?

映画『パラサイト半地下の家族』の隠れたメタファー7つを考察してみました。

考えれば考えるほど深い映画です。

アカデミー賞、4冠は納得ですよね。

あなたも映画『パラサイト半地下の家族』を考察してみてくださいね。
また違った面白さがありますよ。

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もしまだ映画を見てない方はぜひ映画『パラサイト半地下の家族』を見て一緒に考察して、楽しみましょう。

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